大学生転落死事件 14歳中学生を少年院送致の決定 大阪家裁

NHKニュースより引用

SNSで誘い出した男子大学生を脅し、ビルから転落死させたなどとして家庭裁判所に送られた大阪の14歳の中学生の少女について、大阪家庭裁判所は「事件の重さを受け止められるようにすることが不可欠だ」として少年院に送る決定をしました。

大阪府に住む14歳の中学生の少女はことし2月、SNSで17歳の女性になりすまし、ほかの少年らとともに大阪 中央区のビルに22歳の大学生を誘い込んで転落死させたほか、1月にも同じビルに別の19歳の男性を誘い出して現金を脅し取り、監禁致死と恐喝に当たる非行があったとして家庭裁判所に送られました。

この14歳の少女について、大阪家庭裁判所の野口卓志 裁判長は22日の少年審判で、「うそで被害者の弱みを作ったうえで、現金を脅し取る卑劣な行為で、被害者の死亡という重大な結果を起こしている。男性をビルに誘い出すなど重要な役割を担っており、常習性も認められる」と指摘しました。

そのうえで「少女の問題は、家庭環境などに由来する根深いもので、問題の改善を図ったうえで事件の重さを受け止められるようにすることが不可欠だ」として、少年院に送る決定をしました。

一連の事件では
▽15歳の中学生の少年も監禁致死に当たる非行があったとして家庭裁判所に送られたほか
▽当時13歳の中学生の少年が児童相談所に通告され
▽14歳の男子中学生が強盗未遂の疑いで書類送検されています。

NHKニュースより引用