国連安保理でイスラエルとイランが応酬...「一線を越えた」「安保理決議を無視」

【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会は14日夕(日本時間15日午前)、イランによるイスラエルへの攻撃を受け、緊急会合を開いた、米欧はイランの攻撃を批判したほか、各理事国からは中東地域での紛争拡大を懸念する声や自制を求める声が相次いだ。イスラエルとイランは、非難の応酬となった。

 

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緊急会合はイスラエルが要請した。アントニオ・グテレス事務総長は冒頭、

「中東が壊滅的な全面紛争の瀬戸際にある」と危機感をあらわにした。

「中東にとっても世界にとっても、これ以上の戦争は許されない」とも訴え、

双方に最大限自制するよう求めた。

 

イスラエルのギラド・エルダン国連大使はイランを激しく非難し、「今回の攻撃は超えてはならない一線を越えた。イスラエルには報復する法的権利がある」と述べ、対抗処置を示唆した。安保理にはイランに対する制裁措置やイランの精鋭軍事組織

「革命防衛隊」のテロ組織指定を要請した。

 

これに対し、イランのアミール・サイード・イラバニ国連大使は、在シリアのイラン大使館領事部ビルへの空爆イスラエルが実施したとして「こうした攻撃に直面したイランには、国際法上の自衛権を行使するしかなかった」と主張した。

安保理決議や国際法の義務を無視し、残虐な犯罪を犯しているのはイスラエルだ」と

強く反論した。

 

安保理メンバーでは、米国のロバート・ウッド国連代理大使が「椅子エル国家に対する前例のない攻撃だ」と指弾。イランに「責任を取らせるための措置」を安保理で検討する考えを示した。英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は「イランの攻撃は中東全域の市民の安全に重大な危険をもたらす」と批判した。

 

一方、ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、バレスちな自治区がzに対するイスラエル攻撃に触れて、米国がイスラエルを支援していることが、「イランを取り巻く緊張を高めた」と主張した。中国の代表は「中東の国々は紛争や戦争に拡大を望んでいない」と語り、自制を求めた。

読売新聞より引用