去年12月、青森県の八戸自動車道で走行中の大型トラックからタイヤが外れ、ぶつかった男性が死亡した事故で、国土交通省東北運輸局は、トラックを管理していた運送会社の営業所を、車両の使用を停止するなどの処分にしました。
去年12月、八戸市の八戸自動車道で、走行中の大型トラックからタイヤ2本が外れて、道路脇で作業をしていた男性にぶつかりました。
男性はその後死亡し、同じ作業をしていた別の男性も軽いけがをしました。
この事故で、国土交通省東北運輸局などは、トラックを管理していた青森市内の運送会社「盛運輸」の岩手営業所に対して貨物自動車運送業法に基づく監査を行い、点検状況などについて調査を進めていました。
その結果、日常的な点検整備や運転者への指導、監督が適切に行われていないなどの違反が確認されたとして、来月1日までの10日間、岩手営業所で大型トラック2台の使用を停止するほか、整備管理者を解任するよう命じました。
この事故をめぐっては、警察が過失運転致死傷の疑いで盛運輸の本社や岩手営業所を捜索するなどして、安全管理に問題がなかったか捜査しています。
NHKニュースより引用